【産み分けの仕組み】男性側の精子と女性器の酸性度・染色体で男女の性別が決まる

いまからおよそ300年前。生まれてくる赤ちゃんの性別を決めるのは精子ではなく卵子にある、という説が一般にまかり通っていました。

しかし研究の結果、性別を決定するのは精子のほうだという事実が判明しました。ほんの60年ほど前のことです。

人間の細胞にある核のなかには、糸のような形をした染色体があります。

髪の色や肌の色、体質はもちろん、顔の形やからだつきといった情報まで、親の遺伝子情報のすべてを子に伝える役割をしています。

人間の染色体は羽組の対となっています。男性と女性を比べてみると23組までは同じ形をしていますが、22組目の染色体はつりあいがとれていません。

女性の場合は同じ大きさのものが二つあるのに対し、男性はそれぞれ違う大きさのものが二つ。女性のもつ染色体はともにX染色体、男性のもつ染色体それぞれはX染色体、Y染色体と呼ばれます。

その染色体をもつ精子には種類がある、という事実が判明したのは最近のこと。XX染色体をもつ「X精子」、YY染色体をもつ「Y精子」の2種類があり、X精子と受精すれば女の子、Y精子と受精すれば男の子が誕生。赤ちゃんの性別は受精の瞬間にすでに決定している、ということがわかったのです。

X精子とY精子がいることが理論的に証明されても、実際に目で見るまでには長い年月を要しました。

そしてそれを導き成功させたのが、ランドラム.B・シエトルズ博士。

「頭の部分がとがって小さいものがY精子、長円形で大きいものがX精子である」という説を発表。

しかし必ずしもそうではないことがわかってきたため、現在では、外見上で判断するのは不可能とされています。

しかし博士の説は、現在使われる生み分け法の基本的な論理として、脈々流れているのです。

X精子とY精子をもっとよく知りたい

酸に強いX精子、アルカリに強いY精子

基本的に精子は、酸性のなかにおいては動きが鈍くなり、アルカリ性のなかでは活発になります。

X精子は酸性に対して比較的強い傾向です。逆に、アルカリ性のなかではY精子が元気です。

子宮頚管や子宮はアルカリ性、また腫内は酸性です。排卵日直前になると子宮頚管からアルカリ性の粘液が排出されて、膣内の酸性度が弱まるため、Y精子に有利な環境となります。

さらに、セックスのときに女性がオルガスムスを感じれば、子宮頚管からアルカリ性の粘液が排出され、さらに酸性度が弱まります。

この性質を利用し、男の子を生み分ける場合は、排卵日当日にセックスをします。

寿命の短いY精子、長いX精子

Y精子は型時間と寿命が短めなのに対し、X精子は2〜3日と長いのも大きな特徴。

この性質を利用し、女の子を生み分ける場合には排卵日の2日前に受胎のためのセックスを行うようにします。

2日前であれば隆内はまだまだ酸が強い状態のため、X精子はここでY精子に大きく差をつけることができます。

そして子宮を抜けて卵管へ・当然卵子はまだいません。そこで、X精子は卵子が来るまで根気よく待ちつづけるのです。この間にY精子は寿命を迎えてしまうため、排卵が起こったときはX精子だけということになります。

膣内がアルカリ性に傾く排卵日に、オルガスムスによってY精子を元気にさせる環境を作れば男の子、逆にX精子が生き続ける排卵日の2日前、酸性の強い環境で射精をすれば女の子の確率が高くなるといえます。

女性器の酸性度が産み分けを左右する

睦内は酸性を保ち、細菌から守る

女性の内性器のなかでも外部に接する位置にある催。約9mの筒状の構造となっていてひだが多く、通常は病原菌や雑菌から守るため酸性の粘液におおわれています。

膣内の酸性度は一定の周期によって変化します。子宮の入り口にある子宮頚管の周囲には頚管粘液があり、生理日あたりにはようかんほどの固さだったものが、排卵日が近づくにつれ水分を含んでゆるくなります。

また同じころには強いアルカリ性の粘液が排出され、一層腔内の酸度を中和させます。

X精子は酸に強く、Y精子はアルカリに強い性質があるため、排卵日はY精子に都合のよい環境となって男の子が生まれやすくなります。逆にそれ以外の日には、受精すると女の子となる確率がアップします。

精子を待ち受ける子宮はアルカリ性

膣の奥にある子宮。受精卵が着床し、胎児が育つための場所です。膣とつながる細い部分は子宮頚管と呼ばれ、奥にいくにつれ扇のように広がる構造となります。

とても柔軟な組織でもあり、妊娠末期には、なんと通常時の卵倍の大きさとなります。

子宮は通常、アルカリ性となっていますが、排卵日が近づくとさらにアルカリ度が高まります。これはアルカリを好む精子にとって好都合。排卵日が近づくと、女性の側もアルカリ性にすることで、受精しやすくなるような態勢を整えているのです。

精子の性質と同様、腔内の酸性度は生み分けの最重要ポイント。周期によって変わる酸性度と精子の相性を知れば、成功もぐっと近づきます。

受精の瞬間に性別が決まる

卵子と精子は染色体を四本ずつ持っており、受精することで8組の染色体がそろいます。卵子が持つ性染色体はXですが、精子にはX染色体を持ったX精子と、Y染色体を持ったY精子の2種類が存在します。

受精するのがX精子であった場合、受精卵はXXとなるので女の子が生まれ、逆にY精子が受精した場合はXYとなるので、男の子が生まれます。

男女の配偶子が持つ染色体

Y精子

Y染色体を持つY精子。これが受精すると、性染色体の組み合わせがXYになり、男の子が生まれます。

X精子

X染色体を持つX精子。これが受精すると、性染色体の組み合わせがXXになり、女の子が生まれます。。